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その他年金

日本の年金制度は、大きく分けて公的年金私的年金の2つに分類されますが、ここで扱うその他年金は私的年金に分類される年金です。
私的年金は企業年金個人年金の2つに分類されます。

【私的年金の分類】
種類 内容
企業年金 企業年金は各企業が社員のために独自に行う年金で、公的年金に上乗せする形で行われる。
個人年金 個人年金は各個人が公的年金以外に独自に生活資金を確保するためのもので、金融機関などで扱っている年金商品のことです。

企業年金

企業年金には以下のようなものがあります。

【企業年金の分類】
種類 内容
厚生年金基金 厚生年金保険法に基づいた国の老齢厚生年金の給付の一部を代行するものです。
中小企業退職金共済制度 独自の退職金制度を持つことができない中小企業のために、勤労者退職金共済機構が行っている制度です。

自営業者のための年金

自営業者のための独自年金には以下のものがあります。

【自営業者の年金】
種類 内容
小規模企業年金 一定の個人事業主等のための共済制度です。
国民年金基金 地域型職能型の2種類があり、地域型は都道府県単位で加入し、職能型は同業者単位で加入する。重複加入は不可。

確定給付型年金と確定拠出型年金

企業年金には確定給付型年金確定拠出型年金があります。

【確定給付型年金と確定拠出型年金】
種類 内容
確定給付型年金 あらかじめ年金額が決められているタイプです。厚生年金基金がこれにあたります。
確定拠出型年金 将来の年金額が運用次第で決まるタイプです。企業が掛金を負担する企業型と、企業年金制度を利用できない人や自営業者などが掛金を負担する個人型があります。

個人年金

個人年金は、各個人が自由に老後の生活資金と確保するためのものです。
金融機関や保険会社などで扱っています。