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プランニングの方法

ライフプランニングを行うには以下の順に沿って行います。

  1. 顧客の情報を収集して、プランニングの目的を定める。
  2. 顧客の現状を分析する。
  3. 分析した現状から問題点を洗い出し、対策のプランニング作成を行う。
  4. 作成したプランを実行するにあたり、援助とフォローを行ってゆく。

また、ライフプランニングを行う際の現状を分析するためのツールとして、ライフイベント表キャッシュフロー表個人バランスシートなどの表を用いて行います。

ライフイベント表

ライフイベント表は、顧客の家族一人一人の年齢とイベントを表にしたもので、何年後に誰がいくら必要になるのかという情報がひとめで分かるようになっている表です。

【ライフイベント表の例】

ライフイベント表

キャッシュフロー表

キャッシュフロー表は、現在の収入と支出を元に将来の収入と支出を予測し表としたものです。 「この年はいくら収入があって、支出はいくらで・・」といったお金のキャッシュフロー(お金の流れ)がひとめで分かるようになっている表です。
キャッシュフロー表作成時の必須項目には以下の項目があります。

  • 年次・家族の年齢
  • 年間収入
  • 年間支出
  • 年間収支
  • 貯蓄残高

個人バランスシート

個人バランスシートは、現時点での資産と負債を表した表です。企業の決算書などで使われる貸借対照表のような形式をしています。

係数

毎月○○円を年利○%で○年積み立てたら最終的に幾らになるかとか、○年後に必要な○○円を積み立てるには毎月幾ら積み立てればよいのかというような計算をする時に係数を使うと簡単に求めることができます。代表的な係数には以下のようなものがあります。

【いろいろな係数】
種類 内容
終値係数
(しゅうかけいすう)
元金を複利運用した場合の元利合計金額を求める
【例】100万円を年利5%で10年運用した場合の元利合計金額を求めたい
現価係数
(げんかけいすう)
一定期間後に目標額を得るために必要な元金を求める
【例】10年後に100万円が必要で、年利5%で運用できた場合の必要な元金を求めたい
年金終値係数
(ねんきんしゅうかけいすう)
一定期間、一定の金額を積立てて複利運用できた場合の元利合計金額を求める
【例】毎年100万円を年利5%で10年間積み立てた場合の元利合計金額を求めたい
減債基金係数
(げんさいききんけいすう)
一定期間後に目標額を得るために必要な積立額を求める
【例】10年後に1000万円が必要で、年利5%で運用できた場合の毎年必要な積立額を求めたい
年金現価係数
(ねんきんげんかけいすう)
複利運用しながら一定期間、一定の金額を受け取るために必要な元金を求める
【例】10年間に渡り毎年100万円づつ受け取りたい場合で、年利5%で運用できた場合に必要な元金を求めたい
資本回収係数
(しほんかいしゅうけいすう)
一定の金額を一定期間に渡り受け取る場合、毎年受け取ることができる金額を求める
【例】1000万円を10年間に渡り一定金額を受け取りたい場合で、年利5%で運用できた場合に毎年受け取ることのできる金額を求めたい